特殊クリーニング

ウェット&ドライクリーニング

ドライに準ずる水洗い
ウェットクリーニングは、基本的には水系処理です。

@ドライクリーニングだけでは十分に落とす事のできない全体的な汗などの水溶性成分を水処理する。
Aドライクリーニングでは、問題が発生する顔料プリントや塩化ビニル製品などを水処理する。

「本来はドライクリーニングすべき洗濯物に対し、元の外観、寸法、風合いなどを損なわないように水洗いする方法」と定義しています。
 クリーニング店が、通常使用している「ウェットクリーニング」は、水洗いではなく、ドライクリーニングで油溶性の全体的な汚れを落とした後、洗剤を溶かした水溶液の中に揉むなどの力を加えず浸しこむことをいいます。

きもの・和服

1.汗抜きクリーニング
従来の着物クリーニングでは十分とれない汗汚れ、黄ばみを除菌、抗菌加工で綺麗に洗い落とします。
幅広い種類の汚れを落とすことが可能です。
2.しみ抜き
しつこい汚れ、頑固なしみ、食べ物汚れなどを職人が一つ一つ手作業で丁寧に仕上げます。
3.ガード加工
水や汚れを強力に弾きしみで汚れにくくします。防水・撥水加工

ファー・レザークリーニング

毛皮のクリーニングは特殊な方法です
春は早目に、毛皮製品のお手入れを済ませておきましょう。
毛皮のクリーニングは特殊な方法です。
トウモロコシの芯などから作られた精製粉末に毛皮用洗剤を含ませた洗浄剤で、繊細な毛皮製品をやさしくキメ細やかに洗浄することができます。
お客様の大切な一着を丁寧に仕上げます。
レザーは意外にデリケート
素材の持ち味を生かしたレザークリーニングは最新の技術を用いて丁寧に仕上げます
レザーのスレや変色なども補正・加工いたします。
その他、カビ・臭いなどのお悩みもご相談下さい。

@セーターなどのお手入れは?
●一日着たら休ませて  
冬に活動するニット製品といえばセーター類ですが、セーターなどは、連続して着用しないように気をつけましょう。一日着たら、椅子の背などに掛け、湿気を発散させてから、ゆったりとたたんで整理タンスにフワっと置くようにしてしまっておきましょう。
  型崩れしている場合は、スチームアイロンを浮かせて、なるべく低い温度のスチームを肘、袖口、襟回りなどに当てます。伸びた部分に効果があります。
●ハンガーがけは禁物
  セーターなどにハンガーは禁物です。製品そのものの重さで襟回りが伸びてしまったり、長時間に及ぶ場合は全体が伸びてしまったりします。また、肩パッドが付いたものは、ハンガーの肩の部分から肩パッドがずり落ちてしまうと、ひどい型崩れになってしまいます。
●肩パッドにも気をつけて
  ニットジャケットなどほとんどのニット製品には肩パッドが使われています。シルエットの重要なポイントです。
1.使われているパッドの形で、メーカーの姿勢がある程度分かります。パッドは、身体のラインにフィットするような立体的な構造のものを選んでください。パッドの断面が三日月型になっていなくてはなりません。身体に当たる面が平らになっているものや、中綿が三日月型でも包み方が安直で、包みの生地と中綿が離れているものは滑り落ちやすいので注意しましょう。
2.肩パッドをつまんでみて、スポンジのような感じのものは、発泡ウレタンを使っていることがあります。発泡ウレタンは、汗などによって急激に弱くなりボロボロになってしまうことがありますから注意してください。
3.包みの生地は、滑りにくいものを選んでください。表地と同じか違和感のないものがいいでしょう。
4.パッドが付いたものを保管する場合、取り外しておいた方が無難です。このためには、縫い込んであるものは、自分でスナップやボタンで留めるように付け替えてしまうのも一法です。この場合、マジックテープは繊維にひっかかってしまいますから避けたほうがいいようです。
5.なで肩やいかり肩の人は市販のパッドを買ってきて足すか、自分に合ったものに付け直したほうがよいでしょう。

A毛糸ファッション 〜シーズン中の扱い方〜
着るときに気をつけて
 毛糸の性質をよく理解して、賢く大事に着てください。
ショルダーバッグに注意
 毛糸は摩擦に弱いので、バッグを肩にかけたり、腕にさげたりしないように注意しましょう。その部分だけ毛が傷むことになります。
車はコートを脱いで
 車を運転するときは、毛糸のコートは脱ぎましょう。車の動きと体の動きにはさまれて、毛が折れたり、スレたり、伸びたりして大変傷みます。車だけでなく、長時間座っていても同様です。
香水が嫌いです
 毛糸に香水を直接つけると、においが強くしみつくだけでなく、艶をなくしたり、シミや黄変の原因になります。
直射日光に弱い
 直射日光や強いライトに長時間あてると、毛が縮れたり、黄変したりすることがあります。タンスにしまっておくときは、隙間からの光にも注意してください。
ストーブの熱は大敵
 ストーブのそばを通り過ぎただけで毛が縮れてしまうことがあります。ストーブだけでなくタバコの熱にも注意してください。毛先がチリチリになってしまったら大修理が必要です。熱い飲み物にも注意しましょう。
 要するに室内に入ったらすぐにコートを脱ぐことです。これはまた、エチケットでもあります。
日頃の手入れ
 毛皮には、私たちの髪の毛と同様に脂肪分があり、1回の外出でも、かなりのほこりを吸いこんでしまいます。
外出から帰ったら
 全体をまんべんなく軽くたたいてほこりを落とします。衿や袖口、裾など汚れの目立つ部分は、かたくしぼったタオルでふいて、風通しのよいところで陰干しし、広めのハンガーにかけ、カバーをかぶせて洋服ダンスにしまいましょう。
アイロンは厳禁
 裏地のシワが気になることがあるかもしれませんが、普通はハンガーにつるしておくだけで直ります。絶対にアイロンやドライヤーは使わないこと。
毛ぐせを直す
 毛ぐせがついて直らない時は、軽く霧を吹いて、自然に乾かします。
ブラッシング
 ブラッシングする時は、静電気で毛を傷めないようにカナグシなどで、毛の向きにそってソフトにブラッシングします。 ただし、あまりブラッシングすると毛が痛みます。普段はよく振って、ゴミを落とす程度にしておきましょう。
濡れてしまったら
 雨や雪でぬれてしまっても、毛皮には耐水性がありますから大丈夫です。乾いた布で水分をふきとり、ゆっくり時間をかけて陰干しし、自然乾燥させてください。
トラブルが起こったら
 破れるなどのトラブルが起きたら、素人判断で間違った処理をするよりも、購入した店などに相談するほうが安心です。

〜シーズン後の扱い方〜
 春は早目に、毛皮製品のお手入れを済ませておきたいもの、収納前のクリーニングと、保管の仕方を確認しておきましょう。 毛皮のクリーニングは特殊な方法です
 毛皮はふつう、皮部分に加脂した脂が除去されないように、パウダークリーニングがされています。必要な脂がとれてしまうと、硬化や破れの原因になるからです。また、毛の艶がなくなったり、パサついてしまったりするからです。
 パウダークリーニングとは、トウモロコシの芯などから作られた精製粉末に、艶出し剤や静電気防止剤などを含む溶液を染み込ませ、毛皮と一緒に回転洗浄器に入れて洗う方法。汚れをパウダーに吸着させて取るソフトなクリーニング法です。
 以上の方法は、衣類の全体が毛皮でできている製品向きで、部分使いのものや毛皮を細くして編んだニットものは石油系溶剤などでソフトに処理する場合もあります。
 どちらも専門家に任せなくてはできません。信頼のおけるクリーニング店で相談しましょう。毛皮を購入したお店でも相談に乗ってくれます。 毛皮の保管は虫・カビ・光線に気をつけて。
 毛糸を保管するときに気をつけたいのが、虫、カビ、光線の三つです。
 虫対策では、クリーニング時の防虫加工や防虫剤で。防虫剤は、ニオイのしないタイプ(エムペントリン/ピレスロイド系)が安心です。
 カビ対策は、湿度と温度の管理が決め手。理想的な保管条件は、湿度50%以下、温度10℃以下とされています。
 自宅で保管する場合は光線にもご用心。日光や蛍光灯の紫外線により、自然劣化や変色を起こしてしまいます。タンスの隙間から入る光線もありますから、ホコリ除けを兼ねて、木綿などの袋で全体をすっぽり覆いましょう。袋の色は黒い方が光を通さないので安全。コートなどは、広めのハンガーにかけ、押しつぶされないように。ストールなどは、くるくる巻いて、余裕のある収納箱などにしまいましょう。