各種加工・特殊洗い
大切な衣類などをより気持ちよく、より美しく長くお使いいただくために、下記のような各種加工のほか、さまざまな加工を承っております。
撥水・防水加工
クリーニング店では、衣類をキレイにするだけではありません。
数々なサービスメニューがあるのですが、その中でも人気があるのが撥水加工です。
クリーニング店の撥水加工は、汚れを取り除いてから加工し、衣類によりますが設備などが整っているので、市販の撥水スプレーよりも撥水力が上がります。 |
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撥水と防水の違い
撥水加工と防水加工の違いは、簡単に言えば、撥水加工は、水や油を通さずに空気や熱を通す加工で、防水加工は空気や熱を通しません。
防水加工の衣類は、雨ガッパなどの衣類で樹脂で被膜を作り、風や雨を完全に遮断しますので、体温などで蒸れやすくなり、着心地が良いとはいえません。
撥水加工は、表面張力の特性で空気や熱を通し、水や油のみを遮断する加工ですので、防水加工に比べ、蒸れやすくなることはありません。
■撥水加工と防水加工の違い
・撥水加工は水を弾き空気も通します。(通気性は〇)
・防水加工は水を弾き空気は通りにくい。(通気性は△)
■効果を発揮する物
・撥水加工・・・スーツ、ズボン、ネクタイ、ジャケット、スカート、パンツ、ワンピース、コート類
・防水加工・・・スキーウェア、傘、カッパ、シート |
復元再生加工
汚れ、汗、日焼け等で黄ばんだ衣類や、ドライクリーニング・水洗いでも落ちない着用不能な状態となった衣類を、洗いをはじめ、しみ抜き、漂白、染め・色かけ等を含めた方法を用いて、着用できる状態にまで衣類を修復する技術です。基本的に真似のできない高度・特殊なクリーニング加工技術です。
復元する品目は主に次の4つに分けられます。
◆日焼けしている品
◆黄変している品(汗の汚れなどが落ちずに酸化した等)
◆変色している品(灯油ストーブから出るガスによる退色等)
◆逆汚染している品(汚れた溶剤などを使用し、汚れがひどくなった等)
復元加工は主に次の3つの技術に分類されます
◆動物繊維の復元
◆食物繊維の復元
◆化学繊維の復元
主な手順
@点検(汚れの原因が何であるかを判断する)
Aドライクリーニングする(有機溶剤で落ちる汚れは落としておく)
B水洗いする(素材によって水温を管理し、洗剤と一緒に薬品を入れる)
■復元加工(特殊な洗い)
洗いをはじめ、各種の手法を用いて、そのままでは着られない衣類を着れる状態にする技術の総称。
ドライ、水洗いでも動かない汗などの水溶性の汚れ、シミ、ヤケなどが古くなり酸化した状態をきれいにします。
対象となる品物
汗汚れなどが落ちずに酸化し、黄変した品物
汗ヤケ、日ヤケしている品物
ガスによる退色などで変色している品物
汚れた溶剤などで逆汚染している品物
防虫・防カビ・抗菌・防臭加工
ほとんどの防虫剤は、ゆっくりガス化した防虫剤が収納場所に充満し、虫が近づくのを防ぐタイプの防虫剤です。 クローゼットなどの収納場所を開け閉めすると、ガス化して充満した防虫剤が外に逃げてしまいます。 よって開け閉めが多いほど、防虫剤の効果は半減します。防虫剤は、保管場所を密封しないと効果がありません。
クリーニング店での防虫加工では、衣類全体に加工するので防虫効果が高く、ガス化しないので防虫効果が次のクリーニングまで持続します。また、いやな臭いが無く、非常に安全性も高いので安心してご利用になれます。 |
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汗すっきり加工
気になる汗の臭いや汚れを洗い落とします。
汗に含まれる塩分、尿素、アンモニア等は、ドライクリーニングでは落ちにくく、そのままにしておくと細菌の分解作用で黄ばみ、変色の原因になります。そうなる前の予防クリーニングです。
「汗すっきり加工」では、特殊な洗剤を配合し、汗の成分をすっきり洗浄!また、生地を傷めず縮みや型崩れがありません。夏のクリーニングには、「汗すっきり加工」がお勧めです!
汗によるベタベタ感やゴワゴワ感がなくなります。
特殊シミ抜き
山本クリーニングでは特殊な技法を使い、ご家庭では落としにくい、しつこい汚れ、頑固なシミを一つ一つ丁寧に洗い上げます。 |
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防炎加工
防炎加工は『不燃』とは異なり『燃えにくく』加工するものです。もし着火しても炎を上げず大火災を未然に防ぐための加工です。
昭和44年より消防法で定められ旅館、ホテル、病院、介護施設、飲食業など不特定多数の人の出入りする所で使用するカーテンや暖簾等は防炎加工が義務付けられています。
また、ご家庭のカーテン、布団カバーなどに防炎加工を施すことで、火災につながる燃焼を出来る限り小さくします。